登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

夜行日帰り20時間歩行

2017年2月24日印刷
発生日 1976年初夏
体験者名 2016年Y478
登山地域 仙ノ倉山
登山概要

■パーティ人数:6
■山行スタイル:山岳会やサークル、クラブの山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:沢登り
■天気:曇りのち雨

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :登り
■原因(環境):視界不良(悪天候)
■原因(人):
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:No
■迷ったときに現在位置を把握できたか:Yes
■現在位置や正しいルートを確認する手段:不明
■道迷い後の行動:新しい目標へ移動

ヒヤリハット本文

高校の山岳部で土樽方面から仙ノ倉山へ沢登を試みたが、雨天で道を誤り、平標山方面へルート変更、道無き道をハイ松、シャクナゲを藪こぎで尾根へ出られたがすでに夕方、平元新道にたどり着くも、歩きながら全員幻影を見る状態、林道脇の岩石が人が座っているように見えたり、はるかかなたの国道17号線のトラックが見えたり、有りえない精神状態。営林署までやっとたどり着き、顧問の教諭が公衆電話でタクシーを3台呼んで、越後湯沢駅へ、ところが点呼したら一名足りず、教諭が再びタクシーで営林署へ戻り、生徒一名が寝ているのを発見し連れ戻した。越後湯沢からは疲労困憊もあって特急のグリーン車で寝込み、上野で車掌に起こされたが、特急券、グリーン券もお金もなく、高校生と言う事もあってか、おとがめなしで下車という現代ではありえない40年前の出来事でした。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
常に1食分余計に持っていく
コース
年齢とともに無理な行程はやめている
山の状況
雨天、降雪
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
ルート調査、迷った時の声掛け、相談
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

ルート調査、食料、装備、行程に充分な余裕をみる

学びの場

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