登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

下山途中の滑落未遂

2018年1月18日印刷
発生日 2016年07月31日
体験者名 2017年Y067
登山地域 燕岳から餓鬼岳
登山概要

■パーティ人数:3~5人以上人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋
■登山内容:縦走
■天気:晴れ

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:少しした
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:あまりしなかった

ヒヤリハット本文

中房温泉に泊まり、餓鬼岳、燕岳の縦走の予定が、前日夜大雨のため、一日目はつばくろ山荘までとし、翌朝早朝、燕岳、餓鬼岳と縦走し下山した。中房温泉に下山する予定であったが、道が悪いとの情報で、白沢三俣へ下山することとした。餓鬼岳から、白沢三俣までは約3時間半の予定であったが、燕岳、餓鬼岳と縦走したために、足の踏ん張りが利かなくなり、約半分の2時間ほど下山した時、木の根につまずき、急斜面側へ転落したが、とっさに、笹につかまり、何とか転落は免れた。山小屋を出発してから、11時間経過しており、足が限界に達していた。前日の雨の影響が大きかったが、計画に無理があったと反省している。下りとは言え、高低差1600mは、疲れた足には危険だと感じ、その後は、下りは1200m以下にするように、計画している。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
今回は、前日の雨で、ルートを急きょ変更したが、ルートの選定に対する体力の判断に無理があった。
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
計画は、自分たちの体力に合わせて計画しているので、特に問題はないと思っている。
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
活動中は下山時を除くと順調であった。
その他
対策

前記したが、下山時についての計画をしっかり検討する必要性を感じた。下山時の高低差は1200m以下にする。

学びの場

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