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ヒヤリハットで疑似体験
発生日 | 2005年07月08日 |
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体験者名 | 2016年Y779 |
登山地域 | 北海道 旭岳 |
登山概要
■パーティ人数:2
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:快晴
ヒヤリハットタイプ
■解決種別:自力下山
■場所 :下り
■原因(環境):紛らわしい目印(ロープ)
■原因(人):
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:Yes
■迷ったときに現在位置を把握できたか:No
■現在位置や正しいルートを確認する手段:勘(引き返すのみ)
■道迷い後の行動:来た道を戻る
ヒヤリハット本文
2006年7月、北海道旭岳、数日前に息子の転勤先の旭川にきていた。前日、横浜からの山仲間の一人と旭川で落ち合い、早朝レンタカーで旭岳に向かった。快晴、花々をたのしみながら、山頂で早めの昼食後、団体客で混雑してきたの早々に下山を開始した。山頂はロープが2本張ってあって頂上に広く張り出していた。引きも切らずの団体客がそのロープを間に山頂に上がってくる。下山道をロープを左手に下山を開始してしばらくすると、道にゴロ石が多くなり昇る人の声は岩を挟んで間近に聞こえていた。やがて草道は勾配が鋭くなってきた、変だと気付いたのは、声はするのに左手が草から岩に変わり、姿が見えない。後ろに人がいないのは早く下山したからと最初は思った。しかし15分くらい下山した時、登る時左手に見えた大きな金庫岩(そう勝手に名前をつけていた)が左手に見えてこない。時々人の声がするのに姿が岩で見えない。この先合流する道らしきものものが見えない中、足元の石ころが火山礫に、硫黄の匂いが微かにする。どこで間違ったのだろう。引き返そうと決意した。 友人は大丈夫話し声も聞こえるし、合流するからと渋る。 ダメ、迷ったら元に戻るのは鉄則だと先に踵を返した。登り返しは、ゴロ石の傾斜地がきつく這うように汗をかきかき40分ほどかかって山頂に戻った。山頂は人の座る場もないほどごった返していて最初のロープが二本の内一本だけがその先に続いていた。短い外側ロープの先を降りたのが間違いだったと気づいた。地図の下山先の裾野は硫黄田だった。あのまま進んだらとゾッとした。登山道は大きく迂回している。下山してロープウエイの道から見ると左手に木や草で 覆われたところの先に硫黄の蒸気が見えていた。 以後変だと気づいたらまず地図を見る。細かなところはわからないことがあるが、きた道を分岐まで戻ることを心がけている。
要因分析
装備 | 日帰りでも水とお湯は季節に問わず持っていく山サーモとペット)。クッキーかビスケット、飴は必ず多めにもつ。地図、ライトと、レスキューシート、日本タオル。靴の変え紐、救急バック(ポケットテッシュの大きさ、バンドエイド塗り薬、足の麻痺に漢方薬63番) 携帯用替え単3電池2本。携帯用傘。 |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 | 怪しい雲は、注意。早池峰山頂上を目前に弁当を広げた、ウスユキソウは近辺に見た。頂上のはるか彼方に黒雲の塊、これはきっと土砂降りと読み、すぐ弁当を畳み一気に山を駆け下りた。登山口のビジターセンターに駆け込んだ途端 バケツをひっくり返したような跳ね返りの土砂降り。気象図の勉強が役に立った。燧ヶ岳では逃げ場がないそれでも岩場で風除けの場所をさがして一時避難。下りの岩で雨具が擦れゴアテックスの雨具の胸と膝を傷にしたが、誰も怪我はなかった |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 | 同じグループのメンバーでも、知識はマチマチ、自分が主催の時は必ず下見をする。遠隔地は、情報を集める、その地に必ず電話して不通な場所や体験談や支障な事項はないか調べる。バス会社も情報に落とせない。地図 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
対策
学びの場
ヒヤリハット体験への学習レポートを書き込んだり、学習レポートへコメントをつけたりしてみんなで対策を考えましょう。
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