登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

道に迷い遭難しそうになった事

2017年2月24日印刷
発生日 2014年07月13日
体験者名 2016年Y849
登山地域 飯豊山
登山概要

■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋泊
■登山内容:山頂往復
■天気:曇り

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :雪渓
■原因(環境):視界不良(悪天候)
■原因(人):
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:Yes
■迷ったときに現在位置を把握できたか:No
■現在位置や正しいルートを確認する手段:勘
■道迷い後の行動:新しい目標へ移動

ヒヤリハット本文

2014年7月12日(土)白川温泉の白川荘に宿泊し翌日、大日杉登山口より地蔵岳を経由して御坪から切合小屋に向かう途中の雪渓を横切るときに視界が悪く15m先が見えないくらいの濃い霧の中を渡るときに、雨も多少降っていて渡る雪渓に人が通った足跡が見当たらず、またロープなどの目印もなく他の人とすれ違う人もなく、とにかく真っすぐに雪渓を横切る事にして、最初2つくらいの雪渓を横断した時に道がわからなくなり、とにかく次の雪渓を横断していくうちに道に迷ったことに気が付き、いったん来た道を戻ろうと思いましたが、その時はすでに右下が雪の絶壁で滑って落ちたら助からないと思い左斜め方向へ進みました。最初の雪渓を渡るときは、アイゼンがいらないくらいの斜面でしたがだんだん急な斜面に変化していきました。そのうち心細くなり大声をあげて叫びましたが応答がなく、遭難したらどうしようと思いながら、左斜めに歩きいくつかの(はっきり覚えてませんが5~6個)雪渓を渡った気がします。地図が頭に入っていて方向を失わずにいたためそのうち尾根の道にでて切合小屋が見えるだろうと思い前へ進んでいるうちにテント張りの場所にたどりつき、これで助かったと思い気持がスーットしました。テント張り場所に道がありそれを登っていくと切合小屋が見えてほっとしました。30分位で切合小屋に着く予定が2時間くらいかかってしまいました。小屋に着いた時は、午後2時半ごろでした。 ホッとしました。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
笛を持参。
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
登山道の事前調査不足。切合小屋の手前に雪渓がある事を知らなかった。
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

登山道の事前調査。初めての山を登るときの単独登山は、しないようにして登山ツアーを利用することにした。

学びの場

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