登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

調子に乗って危うく家族で道迷い

2017年2月24日印刷
発生日 2012年8月
体験者名 2016年Y931
登山地域 八ヶ岳山域、美し森
登山概要

■パーティ人数:4
■山行スタイル:その他
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :トレイル
■原因(環境):
■原因(人):誤認識
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:No
■迷ったときに現在位置を把握できたか:No
■現在位置や正しいルートを確認する手段:勘
■道迷い後の行動:コースを修正して目的地(ルート)へ

ヒヤリハット本文

小さい子供連れの家族旅行で美し森の駐車場から歩いてすぐの展望台にたちより、せっかくだからと、看板に乗っていた周回トレッキングコースをまわってみようと、奥にのびる登山道を、観光の延長の軽い気持ちで、軽装のまま突き進もうとしました。 (今思えば赤岳に向かう登山道だと思います。) 当時は、反対側から歩いてくる人がいたので、どこかでぐるっと回ってまた駐車場に戻ると勝手に思ってました。 ところが進んでも、進んでも道は細くなる一方で、一向に駐車場に戻る気配がなく、だんだん藪が深くなり、30分くらい歩いて半ばむきに進み初めていたとき、奥さんから子供がついてけないと、声をかけられ、はっと気付いてもと来た道を戻り、事なきを得ました。 その当時は登山経験もほとんどなく、完全に山をなめている状態でした。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
軽装で食料もない。あると言えば子供が売店で買ったソフトクリームぐらい。
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
事前に計画したものではなく、その場の自分の思い付きで行動していた。
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
自分以外の家族は奥さんと小さい子供二人のため、疲れていたが、それに気付かず、半ばむきになって1人でずんずん突き進んでいた。
対策

観光と登山を同じにしてはいけない。 ましてや、計画してない、知らない登山道には、地図、装備なしで気軽に入らない。 家族と山を歩くときは、同行者を観察しながら、子供にペースを合わせる。 道が分からないときは、まず立ち止まり、落ち着いてから行動する。決して焦ったり、むきになって突き進んではいけない。

学びの場

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