登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

濡れた木の根に足を滑らし、10mくらいの滑落

2018年1月18日印刷
発生日 2015年06月14日
体験者名 2017年Y054
登山地域 黒髪山
登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:雨上がり

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:した
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:した

ヒヤリハット本文

梅雨の時期、合間に回復した日を選んで単独行。なんどか登っていたルートなので心配はなかったが、雨上がりということもあり慎重に下山をしていた。何気ない段差(木の根だった)に足を置いたとたん、滑って尻もち。 そのまま止まらずに斜面方向へ滑り落ちた。体の方向が上下逆になりながら滑落、ザックがブレーキになり反転し回転しながら滑落。樹木に足を激突しながらどうにか止まりましたが、足が折れたのではないかというくらいの衝撃と痛み。どうにか立てるくらいだったので骨折はしてないと判断、這い上がりました。脛は大きく擦り傷ができていましたので、携帯していた瞬間冷却で傷を冷やして、消毒。エイドキットを持っていてよかったです。 携帯は圏外、登山者も通らない。眼鏡もふっとび、見つける事ができない。このまま暗くなれば視力が悪いので動けなくなると思い、どうにか自力で下山。当番の病院を探して受診しました。替えのメガネを友人にお願いして届けてもらい帰宅しました。 たかが10mほどでしたが、回転しながら落ちていく時間は死んだかと思いました。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

どんなに低山でも、登山届や知人への連絡は欠かせない。 特に、単独行きの場合は必須。 出発時に雨だったりした場合は、原則中止する決断を持ちたい。(途中は仕方ない)

学びの場

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