登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

標高2900で道迷い

2018年1月18日印刷
発生日 2014年11月03日
体験者名 2017年Y044
登山地域 甲斐駒ヶ岳
登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れのち曇り

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:救助要請(山小屋・他登山者)
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:あまりしなかった

ヒヤリハット本文

2014/11/3から山頂は薄い雪があります。 山頂手前の直等登分岐を直登へ進みました。 直頭コースは軽アイゼンが必要でした。 下りは巻き道コースを選択しました。 摩利支天の分岐の先、ロープが終わった後、 赤い道しるべを目指して進むのですが、道しるべが切れて次の道しるべを見つけることができませんでした。 (巻き道で登った方は下っても分かるのですが、直頭コースで登った方には巻き道コースは初めてなので道しるべが頼りです。それが見つからす、周囲にも誰もいなかった) そこで、道を誤り、砂地の左斜面へ降りてしまったのです。 するとその先に、今までと同じ赤い道しるべが見つかりましたた。 それを信じてさらに下るが道はありません。道しるべまで戻ってさらに下るがやはり道がありめせん。 何度繰り返しても同じで、スマホのGPS地図で調べるとコースから大きく外れていることに気づきました。 その道しるべは間違いだったのです。 そこはかなり降りたところで、どう降りてきたかもわからす、困ったので、乗ってきたバス会社へ連絡しました。とりあえず登って道に復帰するように言われて、このときすでに17時、視界は100mほど、気温はマイナス5度でした。 怖くなり、背後を見ると大きな岩とはい松が入りくんだ急斜面です。道ではありません。 そこから岩やはい松をつかみながらがむしゃらに上りました。するといつの間にか登山道を通りすぎてさらに上まで登ったようで、下に登山道が見えました。登山道まで下って復帰できました。 そこでバス会社へ復帰を報告、帰りのバスはもうないので、バス会社の人がこもれび山荘へ宿泊予約を入れてくれました。 私はそこからヘッドライトを点けて下りました、山小屋まであと40分くらいのところで、心配してくれて迎えに来てく!た 山小屋のスタッフと合流、スタッフが私のザックをもっくれて、私は身軽で下山しました。山小屋へは19:30頃到着、山小屋のスタッフやバス会社の方にはたいへん感謝してます。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
日帰り予定だったので食料は少し、ツエルトなし。水のチューブは凍って飲めない。
コース
道しるべを見つけきれなかったこともあるが、偽物の道しるべがマズイ! 岩に赤い金属の板が立てて埋め込まれたような道しるべ、それまであった道しるべと同じもの。これがコースから大きく外れたところにある。この偽物の道しるべはコースからは見えず、間違って砂時を左に下ると見える。 後日再び甲斐駒ヶ岳に登り、会った山の管理者の腕章を付けた二人組の方に、偽物の道しるべのことを伝え撤去をお願いしたが、話を聞き入れてくれませんでした。
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
体力不足、登山経験不足、このとき2000m超えの山は2回目
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
道の見極め知識不足
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

道の見極め方を学んだ。山小屋泊も初めてだったので山小屋の利用方法を知った。くらいです。

学びの場

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