登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

春の妙義山中間道で打撲

2018年1月18日印刷
発生日 2015年4月
体験者名 2017年Y049
登山地域 妙義山
登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:ハイキング
■天気:小雨のち晴れ

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:しなかった

ヒヤリハット本文

当日、朝のうち小雨。歩き始めの頃は曇り空。石門登山口より入山。第一石門を超えカニの横歩きに向かう途中の鎖場。岩が朝のうちの小雨で濡れた状態で、鎖が見つからず岩をよじ登ろうとした時、足が滑り逆さまに3メートル程滑落。途中の木に引っ掛かり事なきを得る。「あっ」と思ったときには逆さまに滑落していた。このままでは「死ぬかも」本当にこの言葉が頭をかすめました。一瞬の出来事で何が起きたかわからない状態でした。気に引っ掛かり止ったときは、「ああ、助かった」と思いました。その後、体勢を立て直し岩の下まで降り、付近をよく探すと木の陰に鎖が見え、やれやれです。ズボンが所々切れ、足をすりむいていました。また、お尻と肩を強打したのか2週間くらい痛みがありました。その日は一度登山口まで戻り、神社のほうから上り直し中間道を歩きました。ただ、危険な鎖場は登らず中途半端になりました。濡れた岩場は怖いを実感したハイキングになりました。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
朝、小雨が降ったので安全な登山口から入山すべきであった。
山の状況
岩場を甘く見ていた。中間道でも、雨の後は滑ることを考慮すべきであった。
装備
コース
山の状況
装備
コース
岩が濡れていたのだから他のコースを選択すべきであった。周囲をよく確認し鎖を探すべきだった。
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
知識不足。今までの経験からの慢心。注意不足。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
中間道のハイキングだからと言う認識に問題があつた。晴れるから大丈夫と思っていた。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

岩場は晴れた日以外は登らない。鎖場は鎖を良く探すことを実践する。

学びの場

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