登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

北アルプス  滑落事故

2017年2月23日印刷
発生日 2011年05月03日
体験者名 2016年Y774
登山地域 北穂高岳
登山概要

■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:テント泊
■登山内容:山頂往復
■天気:晴天

ヒヤリハットタイプ

■対応(解決種別):[救助要請(警察・消防) ]
■場所:[登り/一般登山道]
■原因(人):[バランスを崩した/携帯電話を操作している時手袋をしていたため取り落とし、拾おうとして足を踏み外し]
■原因(コース/環境):[―]
■怪我の程度:[重症(行動可)/擦過傷]
■怪我の部位:[顔/手]
■滑落した瞬間の対応:[行わなかった]
■滑落距離:[200m]

ヒヤリハット本文

涸沢にテント泊した翌朝、晴天の中5時に北穂高岳に向かって北穂沢を登って行った。途中7時30分頃標高3000m付近で、突然鳴った携帯電話を操作している時手袋をしていたため取り落とし、拾おうとして足を踏み外して雪上を標高で約200m滑落し負傷した。幸いにして岩などの露出がなかったため、顔面や手などに擦過傷を負ったが何とか歩くことはできる程度だった。しかし歩いての下山は無理そうだった。近くを歩いていた登山者の方が来てくれ山小屋に連絡してくれた。約1時間半後山小屋から二人の救助隊の方が登ってきて、応急手当とハーネスなどを装着してくれているうちに県警のヘリコプターがやってきて釣り上げられ、松本市内の信州大学病院に10時半ごろ収容された。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

携帯電話にはストラップをつけ取り落とすことのないよう 携帯電話は安全な場所でしか操作しない。

学びの場

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