登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

分岐を見落としタイムロス

2017年2月24日印刷
発生日 2014年9月
体験者名 2016年Y943
登山地域 武尊山
登山概要

■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :登り
■原因(環境):分かれ道
■原因(人):
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:No
■迷ったときに現在位置を把握できたか:No
■現在位置や正しいルートを確認する手段:勘
■道迷い後の行動:来た道を戻る

ヒヤリハット本文

武尊神社から剣ヶ峰を踏んでから武尊山へ。そして武尊神社へ戻る周回コースです。台風一過の快晴でしたが、所々に台風による倒木があり、ルートがわかりづらくなっているところもありました。剣ヶ峰まではかなりハイペースで到達し、武尊山への分岐へ降りていたところ、まさかの分岐見落とし。おかしいなーと思いつつ、道迷いなど、全く経験なく、きっともう少し下るんだったと、決めつけてかなり下ってしまいました。下りすぎた!と思い、登り返しましたが、往復30分程度のロス。焦りと、水をあまり持ってきてなかったため、先ほど見落とした分岐から武尊山への稜線で熱中症の症状が。結局、武尊山までの稜線は地図のコースタイムの2倍近くかかりました。山頂でしばらく休み、軽快したため、下山開始。何とか無事下山しましたが、いつになく時間がかかってしまいました。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
ザックの軽量化優先で、水の量を減らしすぎた。
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
台風一過で倒木などを想定していなかった。
装備
持参した水が少ないので、休憩での水分補給を少なく押さえていた。
コース
コースタイムをいかに短縮するかにこだわりすぎ、地図の確認を怠った。
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

地図はこまめにチェックする。併せて分岐や地図上のチェックポイントは写真に残すようにしています。あとは水は余分に持っていく。水場は計画段階でチェックするようになりました。コースタイムをどれだけ縮められるかではなく、山を楽しみながら歩くのが大事ですね。

学びの場

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