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ヒヤリハットで疑似体験
発生日 | 2009年08月14日 |
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体験者名 | 2017年Y019 |
登山地域 | 地神山 |
登山概要
■パーティ人数:3~5人以上人
■山行スタイル:山岳会やサークル
■宿泊:山小屋
■登山内容:縦走
■天気:晴れ
ヒヤリハットタイプ
■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:少しした
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:少しした
ヒヤリハット本文
飯豊連峰の縦走計画で2班編成で縦走メンバーとそれをサポートして登山口(まで送り下山口(足の松口)まで車を回す班に分かれて行動しました。縦走隊は山中の山小屋を利用し2泊の予定、迎組は下山口から頼母木小屋まで迎えに登り合流する予定でした。迎え組が小屋で待っていると縦走組の先発隊が到着、全員一緒でないのか確認したところ一名が膝に痛みを感じてペースが遅くなっているので暗くなる前に二つに分けて元気な組を先に出したとのことです。飯豊縦走は登山道もしっかりしていて小屋には水場もあり遭難は心配していませんでした。遅れた組にはリダーで何度も飯豊を経験しているベテランがついいているので大丈夫と考えていましたがいつまでたっても小屋に来ません。あたりは暗くなるし迎えに出ようと準備をしましたが小屋番から暗いうちに行動するのは行き違いなどがあった場合遭難する可能性の危険が高くなるので明朝になってから行動してくださいとたしなめられました。次の日の早朝に遅れた組が無事に下りてきました。一安心でした。事情を聴くと夕暮れ時になり小屋まで急いでいたので丸森尾根の分岐で本来少し左手の道に入るべきところ「直進」という記憶が勘違いして丸森尾根の下山道にはいってしまったとのことで戻るにしてもあたりが暗くなり危険度が増すのでビバークすることにしたということです。運よく近くに別の登山者もいてツェルトにみんなで足を津込みハイマツの下にもぐり寒さをしのいだとのことでした。ベテランでも思い違い・思い込みが事故につながる可能性を感じた出来事でした。又、これを期かに無線機の携帯(アマチュア無線で正式に免許を取得)して非常時に連絡できるように会で情報共有をいたしました。
要因分析
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | 事前にコースの様子は地元に問い合わせて確認をしてるのでこの事項では問題はなかったと考える |
山の状況 |
装備 | 飯豊連峰は縦走路に避難小屋がいくつも設置されているのでテントやツェルトなどの装備は身軽にするために持参しなかった。その辺の甘さがあったかもしれない。 |
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コース | |
山の状況 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | 公共交通機関が激減し縦走そのものが難しくなり登山口と下山口との移動手段を考えると日程が厳しかったのかもしれない。山中で小屋泊まりが一泊増やせれば疲労回復。無理な歩行が緩和されたかもしれない。長期縦走を計画す際(特に東北地方では)の移動手段が問題である。 |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | 計画にも書いた通りメンバーの最良な体調を期待した計画であっため不調が発生した際の対応が不十分であったとは思う。 |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
対策
縦走や時間のかかる登山にはまずは時間的な余裕を持つことと万が一の避難行動をどうすべきかを考慮して登山計画書を作成するようにした。
学びの場
ヒヤリハット体験への学習レポートを書き込んだり、学習レポートへコメントをつけたりしてみんなで対策を考えましょう。
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