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ヒヤリハットで疑似体験
発生日 | 1992年10月02日 |
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体験者名 | 2016年Y932 |
登山地域 | 北海道札幌近郊の無意根山 |
登山概要
■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:曇りのち霧雨
ヒヤリハットタイプ
■解決種別:自力下山
■場所 :下り
■原因(環境):視界不良(悪天候)
■原因(人):不注意(急いでいた)
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:No
■迷ったときに現在位置を把握できたか:Yes
■現在位置や正しいルートを確認する手段:コンパスのみ
■道迷い後の行動:来た道を戻る
ヒヤリハット本文
折からの平成登山ブームに乗っかり安易に登山 天気予報も見ず当然雨具もなく普段着にハイカットのスニーカーという軽装で地図も持たずに晩秋の北海道の山に挑戦 豊羽鉱山から登り始め30分ぐらいで霧雨が降り始めるも、割と寒さには強くまた仕事でびしょ濡れで野外を歩くことになれていたためそのまま上り続ける 山頂まで登った物の北海道の11月の山は思ったよりも寒く濡れた状態で風に当たったら体温が一気に冷えた為急いで下山、所が急いでいた事と霧雨で視界が悪かった所為で道を間違え国道230号側の薄別コースへ 途中で「こんな所通ったっけ」という疑問にさいなまれ、唯一の登山用品であるコンパスと記憶にある地形図を測量士としての技能にかけ合わせ明らかに山様が違っている事に気付き戻る 結果として往復1時間程度のロスだったけど下山した段階でふるえが止まらず車の運転も出来ない状態 たまたま駐車した場所のすぐそばに温泉があったので入浴して何とかなった 翌週ゴアテックスの登山靴と雨具を買いに行った
要因分析
装備 | ハイカットと言うだけで街歩き用の水がすぐ染み込む靴、チノパンに夏用の長袖一枚&雨具なしで晩秋の北海道で雨の中を歩く愚考 |
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コース | 山岳ガイドのコースタイムや見所を見ただけでコースを決定 地形図や登山地図も持たずに登る愚かさ |
山の状況 | 平地(札幌)で気温10度以下で霧雨 |
装備 | デイバックに水0.5リットルと板チョコ、コンパスだけ |
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コース | 登山本見て何となくノリで |
山の状況 | 天気予報すら見ず |
装備 | 登山装備がない為、靴はびしょ濡れ服はパンツまで濡れ寒かった |
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コース | |
山の状況 | 霧雨と低体温なりかけだったので急いで下山しようと走っていた道を間違った 分かれ道の前後が一番雨が酷かったので視界が悪かったのもある |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 | 初心者にも拘わらず天候や地図など情報収集不足、なまじ測量の為北海道の原野を歩きなれ三角点を求め里山に上りなれていた為に登山とハイキングの区別も付けれず適切な道具を持たなかった、悪天候にも拘わらず平地での経験を元に無理に続行した経験不足による判断ミスなど初心者が陥るミスを複合的にやらかした事 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 | 初心者で知識ゼロ、ハウツー本もなく助言を求める相手も居ない状態 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 | 独行なので何もなく、また紅葉がとっくに終わった晩秋・悪天候の所為か他に登山者もいず |
対策
事前の情報収集と最低限の道具は必要である事を思い知った 予防策としては、本件の翌週に石井スポーツに行き店員と相談の上最低限の装備としてゴアの雨具と登山靴、ゲートルを購入 以後、どんな低山に天候に恵まれた日に行く時も必ず水と非常食と共に持っていくようにした また登山地図は高価で買えない為、代わりに地形図を必ず持っていくようにした
学びの場
ヒヤリハット体験への学習レポートを書き込んだり、学習レポートへコメントをつけたりしてみんなで対策を考えましょう。
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