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ヒヤリハットで疑似体験
発生日 | 2015年2月 |
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体験者名 | 2016年Y911 |
登山地域 | 大峰山脈山上ヶ岳 |
登山概要
■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ
ヒヤリハットタイプ
■解決種別:自力下山
■病人:本人
■病状種別:疲労
■病気の程度:行動可能
■発生時の対応:その場で引き返すことに決めました
■発生した後の対応:引き返す
■病気の原因:普段からの体力不足
ヒヤリハット本文
この日は天気が良く気温がグッと下がり登山口でマイナス11度、パウダースノー状態の雪道を登ることになりました。早朝からスタートしたので私がこの日最初のハイカーでした。前日の踏み跡にもたくさんの雪が積もり足が深く刺さります。風が無く快晴の天気ながら新雪で足を取られながらかなり体力を奪われました。トラバースルートでは踏み跡も消えていたのでストックを斜面に突き刺しながら一歩ずつ慎重に進みました。単独行なので何かあったら発見されないと思い緊張しました。陽の当たらない斜面を登って何とか稜線の奥駆道に出た時には通常の2倍も時間がかかっていました。眩しいくらいの青空をようやく見上げて安心して小屋で休憩しましたが、疲れすぎて食欲が無く良い気分ではありませんでした。すると下から男性3名パーティーが来られて休憩されました。小屋から先は踏み跡が無く、3名の方はここからカンジキを履いて進むとのこと、良ければその踏み跡を来たらいいよと言ってくれました。休憩を終えて先行してくれる彼らの後を追いかけようと歩き始めましたが、すぐに体が重く感じて動悸が激しくなりました。この調子ではとても歩けないと思い、その場で引き返すことに決めました。寒気は無かったのですが気分が悪くなかなか前に進めません。小屋からの下りも意識が朦朧とした感じで登りと同じくらいの時間をかけて何とか登山口まで戻りました。クルマに乗り込んでも気分は回復せず、すぐに運転できないほどでした。ゆっくり体を休めてようやくその日の夜に大阪まで帰れました。普段からの体力不足が一番の原因だと思いますが、膝が隠れるほどの深雪も初めてだったので疲れすぎたのだと思います。折角の快晴で山頂での眺望を思うととても残念でしたが、その時は苦しくて家までたどり着くのに必死でした。
要因分析
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 | 登山ルートの状況によって体力や時間が大きく変わってくる。 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | 初めての深雪ラッセルで予想以上に疲れてしまった。 |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
対策
装備を考えて出来るだけ軽量化を心掛ける。
学びの場
ヒヤリハット体験への学習レポートを書き込んだり、学習レポートへコメントをつけたりしてみんなで対策を考えましょう。
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