Scan the QR Code

20181025

2019年7月5日

 

 

STEP1 疑似体験したヒヤリハット

 

タイトル転倒
発生日2018年08月19日
体験者名2017年Y092

 

STEP2 省察

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動焼岳が噴火する可能性があるが、極めて小さいので注意しながら登山された。
安全最重視の行動危険と考えられる地帯での滞在時間をできるだけ短くするために、せかすように行動した。
ペースが速いので足場が悪いと転倒してしまうメンバーがいた。
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

■今回の分析で獲得した知識や技術

状況に応じて行動のペースを速めるのは正解と思います。
同じペースで歩いていてもメンバーによっては不安定な歩き方になり転倒することがあります。転倒しないメンバーもいるのでそれに倣って歩行技術を磨くべきという考え方があります。自転車の練習でよくいわれるように転倒を経験しながら要領をつかんでいくのがスキル学習と常套手段です。歩行トレーニングであればアプローチのよい低山ですべきという考えも妥当ですが、実践で学んでいくのも山岳会ならではと思います。
一方、登山はパーティーのなかで最も弱い人に合わせて行動すべきという考えがあります。
これら2つの考え方はどちらも正解で、現場で適切に対応できるようにするのはリーダーの仕事です。今回も体力的に自身のないメンバーは焼岳には登らず下山しています。メンバーの力量をみて実践での育成を行えるかを判定してメンバー編成をすべきでしょう。転倒しながらも事故にはつながらなかったのであればメンバー育成の点でよかったのかもしれません。
 足場が悪い時の歩行ペースや、安定した歩き方については技術的な指導が受けられるといいです。よい教材があるといいですね。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

 

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果