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燧ケ岳北側で半遭難

2018年2月26日

 

発生日2015年8月頭
体験者名2017年Y124
登山地域燧ケ岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:2人
■山行スタイル:家族(自分、父)
■宿泊:山小屋
■登山内容:縦走
■天気:曇りのち雨

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:少しした
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:あまりしなかった

 

ヒヤリハット本文

尾瀬沼より燧ケ岳に登り、赤田代に宿泊し翌日に至仏山を上る計画。 朝の段階では、一日天気が崩れず山小屋には3時ごろに到着する予定だった。 昼前、燧ケ岳に登頂し御池方面へ下山を開始。 約一時間後、御池手前で裏燧林道方面に向かう。ここまでに約30分の遅れが生じていたが、もともと猶予が大きかったので、深く気にしていなかった。この時点で小雨が降り始めていた。 天神田代に差し掛かった時、知らず知らずのうちに渋沢に向かってしまう。。雨の中ザックカバーを外し、紙の地図を出すのをためらったこともあって次の分岐まで気づかず。 渋沢の分岐で気が付き、引き返すが雨はひどくなり余計な距離を歩いたこともあって行動速度は格段に落ち、団吉新道の途中で完全に日が落ちてしまう。なお、この時防水のヘッドランプは1台しかなかった。 さらに、行動時間が伸びたため、飲料水がまったくなくなってしまった。そのため、途中にあったきれいかどうかわからない沢(尾瀬なので大丈夫だと思って飲んだが、改めて考えると感染症などがなくてよかった)で水を汲んでしまった。 結局、山小屋についたのは7時前になった。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備雨の中更に夜になるというシチュエーションを想定しておらず、明かりがないために余計に行動が遅くなってしまった。
コースもともと、竜宮に宿泊する予定だったが、すでにいっぱいだったため初日の計画で無理をしてしまった。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

その後、ある程度の規模の登山をするときには大事な装備には水野れしても平気なものを選ぶようにしている。もうひとつ、エスケープルートは気を使って考えている。