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道迷い、滑落

2018年2月26日

 

発生日2017年11月24日
体験者名2017年Y106
登山地域三条の湯

 

 

登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋
■登山内容:縦走
■天気:晴

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:した
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:した

 

ヒヤリハット本文

2017年11月24日~25日、お祭~三条の湯(小屋泊)~飛龍山~のめこい湯の山行。11月24日、お祭~三条の湯の道迷い+滑落の案件です。 お祭バス停にて下車。宿泊予定の三条の湯へ向かうため、雲取お祭り山荘の直上にある道へ進む。最初の登山口を間違えたことが、私が道迷いとなった原因。 若干荒れた道を数分歩くと、整えられた登山道になる。ここでコンパスを忘れた事に気付く。GPSを確認すると、三条の湯への方向は間違えていないことを確認。そのまま進む。 集落に到着。人が住んでいる気配はないけれど、昭和時代を思い出す平屋の集落があった。年配男性3人に出会う。後で知ったのだが、丹波山村の前村長ご兄弟で、ご実家が今は誰も住んでいないこの集落にあるのだとか。 道に迷ったことを説明し、林道にでる道を教えて頂く。その際、杖のかわりになる太い枝を頂いた。山道を進む。しかし、落ち葉に足を滑らせ、お尻を下にし滑落する。滑落する方向を確認すると岩や崖がなく、不安定な体勢ではなかったため、滑落先を眺めながら、自然に停止する事を待つことにした。滑落し始めるとなかなか止まらない事を、初めて知る。杖が木の根元にひっかかり、滑落が停止。また道が判らなくなった。下から、自家用車のエンジン音が聞こえる。林道まであと少し。このまま下るべきか、考えながら下っていくこと5分、沢に遭遇。ここで、引き帰す事を決定。 急斜面を登り、上の車道にでる。丹波山村の前村長ご兄弟にまたお会いし、元来た道を戻る事を説明。その後、三条の湯へ電話をした。事前連絡していた到着予定時間には、到着出来ないこと。宿泊をキャンセルすること。このまま帰宅するか、道の駅たばやまでビバークさせて頂きたいこと。この3点を伝えるための電話だ。 その説明をする前に、道迷いと滑落のことをお話しすると、迎えに来て頂けるとのことになった。驚いた。私は救助される。 指示を頂いた道へ向かうため、車道を歩く。丹波山村の前村長ご兄弟に拾って頂き、その後三条の湯の甥っこ様に拾って頂き、最後に三条の湯の奥様に拾って頂き、予定時間通りに三条の湯に到着。 道迷い+滑落の総時間は、約2時間。怪我なし。 感謝の気持ちで胸がいっぱいになり、涙が止まりませんでした。多くの方々に支えて頂きながら、私は山に居ることが出来ているのだと知った出来事でした。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備ツェルト、コンロ、食料5食チェーンアイゼン追加コンパス忘れ
コース予定通り決行し、飛龍山登頂。2017雲取山スタンプ回収+カップ入手。
山の状況凍結が心配だったため、事前に山小屋確認済。問題なし落ち葉

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動意外と冷静だった
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

ひとり登山、地図読み、事前準備確認