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立ちくらみによる転倒

2018年1月23日

 

発生日2017年11月05日
体験者名2017年Y100
登山地域中倉山

 

 

登山概要

■パーティ人数:2人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:快晴

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:あまりしなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:どちらともいえない

 

ヒヤリハット本文

 稜線を登るコースで、比較的狭い稜線で、岩山である。登山中は、滑落に注意しながら、真剣に登っていた。山頂まであと、30分の比較的広い場所に着いたので、リュックを下ろし岩に腰掛けて休んでいた。眺めを楽しもうと立ったところ、意識がなくなり、意識が戻ったときには、顔面が血だらけであった。暫く休み、顔の出血が収まったので、周りを見ると、小さい岩が転々としており、右肘と右膝を擦りむいたあと、顎とメガネの部分を岩に打ち付けたようだった。  鼻血が収まらなかたので、ティシュを花に詰めて、下山した。足と腰は何とか無事だったので、車まで登ることができた。車で帰宅後、夜間外来に行ったところ、CTにより、顔面に参加書の骨折があった。外傷はしばらくして収まったが、顎を打ったため、暫くはものを食べるのに苦労した。視力の低下や眼球の動きに異常はなく、頭も打っていなかったのが不幸中の幸いだった。ヘルメットの必要性を感じた。今持って、なんで倒れたかわからないが、心電図の異常もないため、立ちくらみではないかとの判断であった。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備特になし、いつもの装備は整えていた。滑落の危険があったが、気が張っていたため、そこまでは、普通に登れたが、帽子を忘れていたことが、立ちくらみのに影響を与えたとも考えられる。
コース登山計画においては、登山ルートを確認したが、ルートが二通り有り、ちょっと冒険心で稜線ルートを選んだ。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

顔面骨折があるので、その後まだ登山はしていない。