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雲ノ平山行で骨折

2018年1月23日

 

発生日2017年09月23日
体験者名2017年Y096
登山地域薬師岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:テント泊
■登山内容:縦走
■天気:小雨

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:救助要請(警察・消防)
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:少しした
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:少しした

 

ヒヤリハット本文

9/22折立から入山、薬師峠キャンプ場で1泊。9/23は午前3時頃に起床したが、雨模様なので様子を見ながら5時30分頃出発、5時50分頃太郎平小屋へ到着、6時頃薬師小屋に向けて出発、8時少し前に第三 渡渉点少し手前に到達、木道は雨で濡れていて軽い下りであったため慎重に歩いていたが、右足が前に滑り後ろに転倒。直ぐに起き上がったが右足足首に違和感が残っていたため骨折を懸念した。その場で包帯で固定し、薬師沢小屋へ向かうか太郎平小屋へ引き返すか悩んだが、より下界に近い太郎平小屋まで引き返すこととした。約3時間掛けて11時30分頃小屋に到着。山小屋の人に話して医者がいるか聞いたところ、たまたま山に来ていた黒部市民病院の先生を呼んでくれて、診てもらうことができた。骨折の可能性が高いとのことで小屋の方にお願いしてヘリを要請してもらった。天候の回復を待ってヘリが飛んでくれることになり、13時30分頃ヘリが小屋へ到着。黒部市民病院に14時頃到着した。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース
山の状況前夜から雨が降っていたが、小ぶりになったため問題無いと思い5時30分頃出発したが、天候が回復方向だったためもう少し遅く出発した方が良かった。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈濡れた木道は滑ると分かっていたため、最初は緊張して歩いていたが、慣れるうちに緊張感が薄れ油断が生じていた。 転倒するぐらいで骨折すると思っていなかった。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動前日に新幹線で富山へ行き、ホテルで1泊したので疲れもなく山行に入れたため問題無し。
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

単独行のリスクを再認識した。 その後まだ登山を再開していない。