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丹沢蛭が岳から臼が岳方向へ下山中転倒し外傷及び打ち身

2018年1月23日

 

発生日2017年09月16日
体験者名2017年Y095
登山地域蛭が岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋
■登山内容:縦走
■天気:曇り。台風が近づいておりいつ降り出すかという天気

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:あまりしなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:あまりしなかった

 

ヒヤリハット本文

転倒し頭部外傷と腰骨打撲と脚部打撲。当初頭部出血が多かったが、タオルで指圧止血したところあらかた止まったので、自力下山を試みる。丹沢の最も奥深いところだったため下山路に迷ったが、臼が岳→檜洞丸→西丹VCへ、6時間かけ下山。頭部の血が止まったとはいえ汗に交じり血が垂れてくるので、他登山者にわからないようできるだけ帽子で隠し、顔に流れた血も、鏡がないためデジカメで自顔を撮り確認して拭き取った。途中雨足が強まり雨具をつけ何とかVC到着。その後は着替え、VC職員の方にいろいろご面倒をかけた後、タクシーで帰宅。その後日曜日午後に空いている外科系の病院を探して治療。 この日は台風が近づいており雨に合いたくないという思いと、西丹VCのバスの時間が、間に合うかどうか際どいところ(次は2時間程度待ち)だったので、後で思うと時間に追われていたような心理状態だったのであろう。 転倒場所は蛭が岳から下り終わろうとするところの鎖場で、自分は2本トレッキングポールを使用していたのですが、どうして転倒したかは覚えていません。ポールは1本は消えており、曲がったもう1本を駆使して下山できました。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース自分には体力的に厳しいコースだったか。
山の状況台風が近づいており早く下山したかったか。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他天候とバス時間に追われ無意識にあせっていたか。

 

対策

天候悪化の前は山に行かない。 時間に追われない計画をする。