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ルート間違い

2018年1月18日

 

発生日2015年08月06日
体験者名2017年Y058
登山地域甲武信ヶ岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋
■登山内容:沢登り
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:少しした
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:どちらともいえない

 

ヒヤリハット本文

甲武信ヶ岳東沢遡行時、水師沢分岐で正規の東沢源流から甲武信小屋に向かうルートに入らないといけないところ水師沢に入り込んでしまったこと。 一番のミスは水師沢を正規のルートと思い込みそのまま進んでしまったこと。途中明らかに踏み跡がなくなり、ぬかるみ、間一発で沢底に滑り落ちそうになり根っこにつかまりヒヤリとしました。尾根に出るはずの道がなく、やむを得ず尾根を高巻き、森を抜けたら甲武信ヶ岳の主稜線の登山道に出て一難を得たか源流のガレと取水小屋も見あたらずおかしいと思いながら、最後の昇りは大変なんだと誤信。甲武信小屋の主にそのことを話したら、それは水師沢の脇道で初めてルート間違いをしてたことに気付きました。結果がオーライだっただけで完全にルートミス、一か八かの直登と完全に遭難コースの行動でした。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース東沢の遡行で、キーとなる要所を山の神、本谷の分岐、魚止めの滝、千畳ナメ、両門の滝、樹林帯とゴーロ、水師分岐、沢の終わりとポンプ小屋に設定しました。各要所をチェック、水師分岐の後、沢筋を右巻きすればあとは頂上まですぐという認識で本谷から外れていたことに気付かなかった。また様子が明らかに違うのにあと僅かとの油断から再確認を怠ったこと。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

ルート違いの時、わからなくなったら判明するポイントまで引き返す。 道を間違えると急にか細く雰囲気がおかしくなるのでその時は進まず地図を見たり、行程を確認する。