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夕暮れ間近の道迷い

2018年1月18日

 

発生日2014年8月
体験者名2017年Y040
登山地域地蔵岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:2人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:テント泊
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:しなかった

 

ヒヤリハット本文

妻と二人で青木鉱泉に車で行き、駐車場から鳳凰小屋まで登攀、テン泊後翌日地蔵岳へ登頂し復路は御座石温泉へ。下山後に、妻を残し徒歩で御座石温泉から青木鉱泉へ車を取りに「山と高原地図」を頼りに荒れた山道を行くも道がわからなくなり、元に戻ろうにも来た道も不明となり、ウロウロするうちに暗くなりかけてきた。 このままでは真っ暗な森の中で迷ってしまい、これが遭難することかと強烈な恐怖を覚えた。 何とか早く帰り路を見つけなければと走り回るも、周りの風景はどこを見てもさっき通った道のように思え焦りが増してきた。 むやみやたらに動き回るとまずいと考え、周りをよく見渡しながら方角だけを間違えないように歩いているうちに、覚えのある景色を見つけ何とか帰還できた次第。 地図には記載があるものの、自分ではっきりと認識できない場合はそれを信じないことが大切だと感じた。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備普段はヘッドランプを携行しているが、この時はすぐに目的地に着くと思いリュックサックを置いて行動したため、何も持っていなかった。
コース地図に道があることを鵜呑みにしていた。地図に道があることを鵜呑みにしていた。山の中の道について、現地の人に確認しなかった。下山場所は車を置いてある所に戻ればよかった。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈不案内の山の中を単独で歩くこと・夕暮れに行動することの愚かさ、知識不足、経験不足。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

暗い時間帯の行動は控える。分からない道は通らない。いつでも装備は完全に。