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笠ヶ岳から笠新道下山中に道に迷った

2018年1月18日

 

発生日2014年06月01日
体験者名2017年Y038
登山地域笠ヶ岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:テント泊
■登山内容:縦走
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:あまりしなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:どちらともいえない

 

ヒヤリハット本文

5月31日から6月1日の残雪期に単独で笠ヶ岳にテント泊で山行。初日は新穂高から小池新道を通り、大ノマ乗越に上がり秩父平、抜戸岳のルートで登った。2日目の笠ヶ岳から下山ルートは笠新道を下るルートを選択した。初めてのルートであり、一面雪で他の登山者もいなかったためトレースがなく、杓子平辺りでどっちに下山すべきかルートがわからなくなった。危うく沢の方に向かいそうになった。しかし沢方向は行くべきではないと聞いていたので考え直した。望遠レンズ一眼レフカメラをもっていたので、望遠で真っ白な雪面に何かトレース跡がないか探したところ、トレースらしき跡が見つかり、無事正しいルートがわかり笠新道を下山できた。ガクッと傾斜があり落ち込んでいると、すぐ近くまで行かないとルートがわかりにくい。高望遠レンズは遠くのルートを探すには適していると感じた。ただし天気が悪ければ望遠レンズも使えない。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース初めてのルート、しかも残雪期であったので、同じ時期に経験した人から事前にルートなど注意点を聞いていたが、聞いて想像していた内容と実際に歩いた状況はかけ離れている。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

山行行程の計画は余裕をもった時間設定として、時間がなく焦って間違った判断をしないようにする。