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道迷い

2018年1月18日

 

発生日2014年05月23日
体験者名2017年Y037
登山地域二岐山

 

 

登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:しなかった

 

ヒヤリハット本文

下山時にいつのまにか道を外れ、植林地の中に突入してしまった。道はハッキリしていたはずだが、落ち葉が踏みつけられた道でやや分かりづらいこともあった。 道を外れたと気が付いた時点で元に戻れば良かったのだが、あと30分程度で下山出来るとの過信がありそのまま道無き道を下って行ってしまった。 段々森が深くなり、元に戻ることの自信も無くなり登山口の方向だけを頼りに下ることを決意。 しかし植林地を抜けると人の背丈より高い熊笹?に突入してほどほど困ってしまった。救助要請をしようと思ったが、自分の居る場所も分からず小さい沢に沿って行ったが、方向が違うことに気が付いた。イノシシのフンも発見し、やや焦りが出て来たが、その時笹の下に少し窪んだ真っ直ぐ下降している昔の道らしき痕跡を発見した。 多分、伐採した木を降ろすために使っていたのではないかと推測し、その道らしき跡を下って行った。 結果としてこの推測が正解で直ぐに登山口の林道に出ることが出来た。結局1時間程度掛かってしまう。何処で外れたか全く不明、道に集中していなかったことが原因か。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備大した山行ではないと考え、キチンとした地図を持参しなかった。 地図を持っているからといって道に迷わないという保証はないが、少なくとも何らかの助けにはなったかもしれない。
コース登っている時は、道幅もあり迷うような箇所もないと思いながら、途中まで順調に下山していたが、何処かで外れてしまった。 植林地によくある仕事道に入ってしまったのかもしれない。暫くは全く気が付かなかった。 落ち葉のある道は分かりづらいことは認識していたが、あともう少しで下山出来るとの気の緩みがあったのか、さらにはもう少しで林道に出るとの過信が選択を誤った。兎に角落ち着けと自分に言い聞かせ、深呼吸をして焦りを払拭することに努めた。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

下山時は道を外れる可能性が何故か高いので、足下だけでなく少し先の道の具合も確認しながら進めていくことが重要。 外れたら早く戻ること。