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中低山で道迷い

2018年1月18日

 

発生日2012年10月
体験者名2017年Y032
登山地域高見峠から木梶山周辺 

 

 

登山概要

■パーティ人数:2人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:縦走
■天気:晴れのち雨

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:少しした
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:どちらともいえない

 

ヒヤリハット本文

登山口から登り始め しばらくすると雲行きが怪しくなり始めた。 明るい落葉後の林床で尾根が広いため 先を急ぎ 小走り気味になったことも災いして 支尾根に入ってしまった。気持ちよく 駆け下ってしまったため どこで外したかわからず、わかるところまで戻ろうとするが 落葉が積み重なり元より人の少ないエリアで踏み跡も見つからず 自分たちの足跡も落葉に厚く覆われ 見つからない。 上までよつんばいで斜面を登り返すが人工林の斜面はぐずぐずで腐った倒木が多くつらかった。 雨が降り出し見通しが悪くなって一番高い尾根まで戻れても 尾根上では古いテープのみで情報も見つからず コンパスと地図を信じて進んだ。見慣れた特徴の辻に出てきて心底ほっとした。縦走予定だったがスタート地点に戻った。 尾根に戻るのに要した時間は1時間程度であったが 途中崩落地点や滝の上に出るなどかなりの恐怖を味わったのと、事前に近くの谷が崩落しているので行ってはいけないという情報を得ていたため そちらに向かって言っているのではという恐怖が加わって大変怖い思いをした。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース大ピークのときのみ地図の確認をしていた、これをずっとコンパスを見ながら進んでいたら もっと早く気づけたに違いない。
山の状況何度か訪れていたが ネットで近々の情報は集めていた。高気圧の張り出しもあり 晴れるだろういう予測であった。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動それぞれの山にや山頂往復できていたのだが 縦走は初めてであったため 急ぎ足で小走りになっていた。
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

かならず コンパスと地図は手に持った状態で行動する。 事前に想定していたのと違う風景が見えたら立ち止まる。三重の山では足跡の少ないことが多いので低い山でも十分に注意する。