発生日 | 1973年10月 |
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体験者名 | 2017年Y005 |
登山地域 | 市房山 |
■パーティ人数:3~5人以上人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋
■登山内容:縦走
■天気:曇り時々雨
■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:どちらともいえない
1日目 5合目市房神社泊 2日目 山頂登頂(すでに11時過ぎ)その後二ツ岩縦走(16時頃到着)。朝の出発時間自体が遅かった。その後宮崎県側に下山する道があると聞いていたため強引に下降。じきに暗くなる。テントを被ってビバーク。 3日目 道のない斜面や谷を通るも、滝に阻まれ尾根に登り返しの繰り返し。霧で見通しのきかない中、滝の上部に出たときは飛び降りたらどうなるのだろう・・なんて考えました。 当時はキスリング使用の上、密生するスズタケで体力、気力を消耗しました。 雨の降る中、やや平たい場所を見つけテントを被ってビバーク。幸い食料、ガスコンロ、水(谷)は確保できていた。 4日目 苦労しながら高度を下げ、宮崎県椎原村大藪堰堤近くに下山できた。 ◯当時はメンバー全員が全くの初心者で、道を確認せずに計画。荷物も余計なものもあったかもしれないが、その分食料には事欠かなかった。 私は結構精神的に参っていましたが、同行の友人は割と楽天的で、このような状況下では同行者は絶対に必要と考えました。
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | 食料等装備は、全くの初心者であったため、かなり余分なものも持っていたと思われる。 | ||
コース | |||
山の状況 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | 人(登山者ではない)から聞いた情報(道)だけで計画した。 地図も用意してなかったし、聞いた道の確認も怠っていた。 実際はその道はなかったか、あったとしても、造林作業用の歩道で登山(下山)用ではなかったのかもしれない。 | ピクニック気分であったと思われる。 | |
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |||
安全最重視の行動 | 谷を下山中落石(落岩)の音を聞いたが、なにも対策は講じていない。 谷にビバークすべきではなかった。 | ||
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 |
地図の携行。ルートの事前確認。装備の充実等。 (この一連の質問に関し、この体験が登山経験の第1歩であったため、それ以前の学習・調査・装備等に関するものは何も実践・体験していません。)