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スノーシューで、急斜面を降りていた時、スピードが付いてしまい、小さな雪崩に巻き込まれて、ろっ骨を骨折した。

2017年7月11日

 

発生日2014年03月01日
体験者名2016年Y289
登山地域群馬県大峰山

 

 

登山概要

■パーティ人数:2
■山行スタイル:ガイド登山
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■怪我人:本人
■怪我の種別:骨折
■怪我の部位:腹部
■怪我の原因:歩き方
■怪我した場所(登り):
■怪我した場所(下り):雪道
■怪我した場所(不明):

 

ヒヤリハット本文

小さな山で、天気も良く、昼間、スキー場のすぐ隣のたっぷりの雪でスノーシューを楽しんでいた。ガイドさんがまず、急斜面をシリセードで降りていった。しばらく待っていたが、声が聞こえないので、離れてしまったかと心配になって、「私も降りますね!」と大きな声をかけて、自分もシリセードで降り始めたところ、思ったよりも急斜面で、すごいスピードが付いてしまい、制御が利かなくなって小さな雪崩を起こして、巻き込まれてしまった。斜面の木に胸をぶつけて、ろっ骨を折ってしまった。頭を打たなかったこと、軽く雪に埋もれていたが息はできたこと、すぐにガイドさんが気づいて掘り起こしてくれたことから、大事には至らず、自力でゆっくり下山した。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース全体として簡単な山でも、普通の登山道と外れたコースを歩くSSの場合、急斜面では、コースグレードは全く当てにならない。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈スノーシューは3シーズン目で自分の用具を購入し、アイゼン・ピッケルで雪山にも行くようになり、冬の山行が楽しくて仕方ない頃だったこと、スキー場のすぐ隣で、夏なら本当に簡単なコースなので、気が緩んでいて、きちんと自分で状況判断できていなかったことが原因。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

どんな山でも、自分できちんと周囲を見回して状況を判断する。