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バリエーションルートでのルート間違い

2017年2月24日

 

発生日2016年11月06日
体験者名2016年Y750
登山地域秩父 小鹿野 釜ノ沢五峰

 

 

登山概要

■パーティ人数:-1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:縦走
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :下り
■原因(環境):分かれ道
■原因(人):不注意
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:Yes
■迷ったときに現在位置を把握できたか:Yes
■現在位置や正しいルートを確認する手段:地図 GPS
■道迷い後の行動:来た道を戻る

 

ヒヤリハット本文

秩父札所32番~釜ノ沢五峰の低山の縦走コース 五峰を登り終えて下山途中の分岐で、直進するべきところを下山予定の地区名が書かれていた方に下った。 5分程下ったところからりボンが全くなくなり、道も荒れてきた。しかし荒れてはいるものの道が明瞭だったこともあり 分岐から10分程下ることとなった。道間違いに気づいたのは、急に道の荒れ方がひどくなり、前方に沢が見えたためだった。 事前の地図確認では、沢に出るルートは予定されていなかったため、地図とGPS(スマホの地図アプリ)でルートミスに気づき 分岐まで戻った。このコースはかなりマイナーなルートなうえ一部バリエーションルートであったこともあり、 入山の時にお寺の方に会った以外には人に出会わなかった。(結局下山まで人に会うことは無し。) 自分の判断は間違っていないと思いながらも、だんだんと道が荒れてきて、これまで人に会わなかったことも考えると 自分の身に何かが起こっても誰にも見つけてもらえない恐怖を感じた。 幸い時間も早かったことで落ち着いて分岐まで戻る判断ができたが、時間が遅く夕暮れが迫っていたらどうだろうか。 冷静に判断ができたかどうか。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他ルート情報の事前チェックが不十分だった。分岐ごとに地図でルート確認していたが、間違った分岐では唯一、ルート確認を怠っていた。

 

対策

常に自分の現在地、向かうルートの確認を時間を惜しまず確認することが大事。 自分の歩いているルートに不安や疑問を感じたら、まずは位置確認。