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道迷い

2017年2月24日

 

発生日2015年07月04日
体験者名2016年Y506
登山地域四国石鎚山域・笹ヶ峰

 

 

登山概要

■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:その他
■天気:曇り

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :登り
■原因(環境): 
■原因(人):記憶違い
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:No
■迷ったときに現在位置を把握できたか:Yes
■現在位置や正しいルートを確認する手段:コンパス。高度計
■道迷い後の行動:コースを修正して目的地(ルート)へ

 

ヒヤリハット本文

何回も登っている慣れた山で、登山道が谷沿いに延びている。渓流釣りもするので一度偵察にと登山口付近から谷に入る。ゆっくり淵や滝を見ながら2時間遡行。水量が減り、源流と思われる所から登山道があると思われるあたりに向かって小尾根を登る。すぐに登山道に合流すると思っていたが、延々と続く藪に若干焦る。  30分ほど登って休憩タバコ一服。頭の中で、水は0.5L、ヘッドライト、雨具、バー2本と確認する。あまりに慣れすぎた山でGPSも地図も持参しなかったことを後悔。プロトレックで方位と標高(高度補正を忘れたけど)を確認。必死に地図を思い出す。ひょっとして途中で右支流(左岸)に入ったのではと想定。  休憩地点から平行に左移動を開始。やがて枯れ谷に合流。ここが本流かもと、仮定して強引に沢沿いを登っている時、赤テープ発見。無事、登山道に復帰した。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備暖かい時期で、沢沿いのこともあり不足しているとは思わないが、地図とGPSを装備に加えなかったのはお粗末だった。
適当にザックに放り込んだ。
特になし。
コース元々、沢沿いのコースで渓流釣りの下見が目的であったので、明瞭な道があるとは思っていない。
特に考えていない。
特になし。
山の状況曇天ではあったが、崩れは少ないのを前日の天気予報で確認。
考えていない。
特になし。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他慣れすぎた山であったので、深く考えず。誰にも入山を報告していない。何も考えていない。 渓相と魚の確認にばかり注意。

 

対策

渓流釣りや沢登りでは、道のロストは当たり前のように経験しているが、反省1点目は、1人で気軽に昼から出発したこと。日没への焦りが冷静な判断に影響する。2点目は、地図・GPSを持参しなかったこと。慣れすぎた山でも谷から見る風景と登山道から見る風景はかなり違う。  以後は、地図・GPS・プロトレック・コンパスは、重複し無駄なようでも必ず持参するようにしている。