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道迷い

2017年2月24日

 

発生日2016年3月
体験者名2016年Y538
登山地域奥多摩 蕎麦粒山から鳥屋戸尾根下山

 

 

登山概要

■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:縦走
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :下り
■原因(環境):トレース消失
■原因(人):
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:Yes
■迷ったときに現在位置を把握できたか:Yes
■現在位置や正しいルートを確認する手段:勘
■道迷い後の行動:コースを修正して目的地(ルート)へ

 

ヒヤリハット本文

雪の中での行動で思っていたより時間がかかり、当初の予定とは違うが登りで使ったことのあるルートを下山路に選んだ。 雪上にトレースがついており、自分の記憶とも一致していたのでそれを辿っていくが、しばらくするとトレースが消滅。 その時点で午後2時を過ぎており付近を探ってみたが正規ルートはわからなかった。 付近のおおまかな位置関係はわかっていたので、支尾根を下って行けば必ず林道に出ると思いそちらのルートを選ぶ。 杉の植林された急斜面で明らかに登山道ではないが、今から登り返しても正しいルートに乗れるとは思えなかったので、アイゼンとストックを使いトラバースしながら下っていくと無人の小屋があり、そこからピンクテープの目印が付いていたのでそれを辿ってなんとか林道へ下りることができた。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備燃料・食糧・水は十分にあったので最悪の場合はビバークするつもりだった
コース無雪時に経験のあるルートで時間設定に甘さがあった無雪よりかなり体力を消耗していたため早く帰宅したくて安易にコースを変更してしまった
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他通いなれた山域であったが、雪中行動で予定より時間がかかったため、当初の予定ではないいルートを選択してしまい、確信が持てなかったため道迷いを起こしてしまった。

 

対策

十分に余裕を持ったプランニングと、地図読み訓練で自分の今いる場所を正確に把握するように努めている。