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踏み外し、ルートまちがい

2017年2月23日

 

発生日2015年8月
体験者名2016年Y548
登山地域奥穂高岳から、奥穂高山荘への下り

 

 

登山概要

■パーティ人数:2
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋泊
■登山内容:その他
■天気:快晴

 

ヒヤリハットタイプ

■対応(解決種別):[救助要請(山小屋・他登山者)]
■場所:[縦走/岩場]
■原因(人):[バランスを崩した/ルートを間違って大きな岩に取り付いたところ、 足が滑って両手を離してしまった]
■原因(コース/環境):[―]
■怪我の程度:[無傷]
■怪我の部位:[―]
■滑落した瞬間の対応:[行わなかった]
■滑落距離:[20㎝]

 

ヒヤリハット本文

前日夜、大阪から車にてあかんだな深夜着、 早朝上高地、岳沢から、吊尾根、奥穂経由、涸沢。 翌日涸沢から下山。 当初奥穂高山荘泊の予定だったことから、目的地を目前に、緊張が一瞬ほぐれたことから、一気に疲れを感じていた。 下りのルートを間違って、大きな岩に取り付いてしまった。 そのまま足が滑って、両手を離してしまった。 たまたま、その真下に足場があり、ストンとその上に落ちた。ほんの10センチか、20センチだが、大きな事故になりかねなかった。 また、翌日、天気が崩れることが分かっていたため、同行者が、涸沢まで下ると言い出し、そのまま下ったが、 奥穂高までの体力配分をしていたため、余裕がなく、歩くスピードも遅く、休憩が多くなり、涸沢到着が18時を過ぎてしまった。 食事を出していただいたのに、疲労のため、食べることができなかった。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース余裕がなかったと思う。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他強行軍。体力配分、エネルギー補給がうまくできなかった。

 

対策

余裕のある行程にする、無理はしないこと、 過信しない。 時間配分、コースタイム、きっちり計画。 岩稜は慎重に、丁寧に。。。 無理な時は無理と言う!