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下山時に勢いが付いて崖から転落しそうになった。

2017年2月23日

 

発生日2015年08月09日
体験者名2016年Y65
登山地域大遠見山

 

 

登山概要

■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■対応(解決種別):[自力下山]
■場所:[下り/ガレ場]
■原因(人):[歩き方/スピードが付き過ぎた]
■原因(コース/環境):[石・岩/足場はブレーキが効きづらいザレ場]
■怪我の程度:[無傷]
■怪我の部位:[―]
■滑落した瞬間の対応:[行わなかった]
■滑落距離:[―]

 

ヒヤリハット本文

地蔵の頭から出発し、大遠見山までのピストン山行を計画、実施しました。 当日は非常に暑く、歩く度に体力を奪われる陽気でした。 ヒヤリハットしたのは、大遠見山からの下山時、小遠見山を過ぎた箇所でした。 足場はブレーキが効きづらいザレ場でしたが、足の調子も良く、少しスピードが付き過ぎたなと感じていましたが、テンポ良く下山をしていた時です。 低木に囲まれた見通しの悪い場所を過ぎると、登山道が軽く右に曲がっていて、真っ直ぐ進むと崖です。 急にブレーキを掛けると転びそうですし、スピードを落とさないと曲がりきれずに崖に転落する! 結局、崖の直前で踏み止まる事ができましたが、その時は冷や汗ものでした。 先の状況が見えない場所では、ゆっくり歩かないといけませんね。 また、ピストン山行でしたので、登り時に危険な箇所は頭に入れておく必要を感じました。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース山と高原地図のみでは等高線が読みづらいので、国土地理院の2万5000分の1地図も合わせて読み山行計画を練る。
山の状況ピストン山行の場合、登り時に下山時の危険箇所を確認しながら登山する。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

・地図は「山と高原地図」「国土地理院地図」の2種を併用している。 ・登山靴のメンテナンスをきっちりと行い、靴底が減ったら交換を実施している。 ・タイムテーブルは余裕を持って組み、ゆっくりを歩く事を心掛けている。