発生日 | 2014年04月30日 |
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体験者名 | 2016年Y901 |
登山地域 | 北アルプス、表銀座縦走路、常念岳南 |
■パーティ人数:2
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:テント泊
■登山内容:縦走
■天気:曇り
■対応(解決種別):[救助要請(山小屋・他登山者)]
■場所:[縦走/斜面]
■原因(人):[バランスを崩した]
■原因(コース/環境):[雪・氷/雪が思ったより硬く]
■怪我の程度:[無傷]
■怪我の部位:[―]
■滑落した瞬間の対応:[行わなかった]
■滑落距離:[2m]
ゴールデンウィークに中房温泉から燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳を経て上高地を目指す縦走をした。縦走3日目、常念岳を越えると蝶槍方面には雪はほとんど残っておらず、すれ違った人は蝶ヶ岳からアイゼンなしで来たと言う。岩の上をアイゼンで歩くのは不快なのでアイゼンを外し、樹林帯に近づいてきたのでピッケルをストックに持ち替えた。すると、5m程度の雪が付いた急斜面のトラバースが現れ、そのまま通過しようとしたところ、雪が思ったより硬く滑ってしまった。アイゼンもピッケルもしまっているので、雪の上で止まる手段がなく、2m程度下のハイマツに当たって止まった。トラバース後半は斜面の下にハイマツがなく、止まらずにどこまでも滑り落ちてしまったと思うとぞっとする。幸いけがはなく、翌日に上高地に到達できた。
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | スコップや冬用のシュラフなど、普段より重い装備だった。 | ||
コース | |||
山の状況 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | |||
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |||
安全最重視の行動 | |||
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 | 雪山の経験はメンバーとともに4回、縦走は初めてだった。 | アイゼンを用いた岩と雪のミックスでの下りは、時間がかかってしまっていた。 |
少しでも雪が残っていれば、横着せずにアイゼンを履く。