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20191105

2020年1月27日

 

 

STEP1 疑似体験したヒヤリハット

 

タイトル晩秋の天狗塚で濃霧による道迷い。
発生日2016年10月下旬
体験者名2017年Y128

 

STEP2 省察

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備コンパス等位置を印す物の不足
途中でザックを外すなら、ポーチと一体になっているザックを買い、ポーチのみで行動すること、とすればよい
ザックを離した→特に飲食とカラビナ
コース
山の状況急な濃霧

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈登り慣れていると深く考えていない 霧でも山頂に行ったこと(急げばよいと考えたこと)
調査・観測結果に基づくリスク対策行動その日の山の具合や気温等でこの後起こることをある程度予測しておいた方が良い
感しか頼りにしていない(道具がない為か)
安全最重視の行動霧→雨の体温低下の可能性からも、最低限荷物を持っていくべきだった
カッパを着る、行動食を持っていく等
リスク低減行動の継続的実践目印をつけるべきだった
その他備えが足りていない(物も心も)

 

STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

自分がした経験として、霧の時の下山であったが、その時は1つ1つゆっくりと行動した為に何事もなかったと思われる。また、複数人でいたのも大丈夫だった要因と考えられる。

■どのように対応すべきと考えたか

この人は、独りで登っており、かつ、装備も不足していて、考え方も楽観的すぎたために、このようなことが起こったと思われる。途中途中の行動も霧でも急いだところやザックを置いて行ったことが良くないところである。霧での登山はリスクがあり、さらに山で急ぐことは転落を意味する。ザックを置いて行ったことでカバーできる物はなくなり、身1つで山に残ることとなることは避けた方が良い。ザックを置いていくならば他にも方法はあり、ポーチを持ったり、ポーチ付ザックを買ったりすべきである。また、そもそも道に迷って1度で抜けられなかったのはコンパス等での位置確認をしなかったことも理由にあげられる。何もないなら無いなりに考え工夫すべきところを何もなく気分のみでするのは下策であり死ぬ可能性さえある。

■今回の分析で獲得した知識や技術

今回の分析で改めて備えることの大切さを目の当たりにした。山において小さなことでも、結果は変わるので注意すべきと感じた。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

 

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果