発生日 | 2018年03月14日 |
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体験者名 | 2018S003 |
登山地域 | 白山 もうせん平 |
2018年3月8日(木)?2018年3月15日(木)
白山・念仏尾根往復
3月8日 金沢駅まで移動
3月9日 入山 標高1000m付近まで
3月10日 標高1000m付近から妙法山手前まで
3月11日 妙法山手前から三俣峠まで
3月12日 三俣峠からお花松原まで
3月13日 お花松原から山頂往復
3月14日 お花松原からもうせん平
3月15日 もうせん平から下山
滑落
3月14日もうせん平CS到着後、テント設営を済ませしばらくテント内で休む。
15:30ごろテント場の近くに用を足しに行く。人目につかないよう、藪の中に入り少し下る。凍った雪面に足を滑らせ尻もちをつき、滑り落ちるも近くの木の枝をつかんで停止する。テント場の近くで用を足しに行くだけだと思い完全に気が抜けていた。
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | テントシューズ | ||
コース | |||
山の状況 | 雪面が凍った箇所あり |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | テント場に到着後気が抜けすぎていた | ||
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | 雪面が凍っていそうな場合、トイレにおいてもアイゼン・またはピッケル。 トイレに行く際など、行動中以外も足元に注意することをあらかじめ徹底。 | ||
安全最重視の行動 | テントから出る際は必ず登山靴を着用する。 トイレに行くことを報告・遠くに行きすぎない。 | ||
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 |
本件において、ヒヤリハットが発生した原因は複数存在する。
一つは、トイレに行くだけだと思い、気が抜けていたこと。また、用を足しに行った場所の雪が凍っているということを視野に置けていなかったこと。そして登山靴ではなくテントシューズで行ってしまったことだ。
それぞれの対策として、本件のように、例えばテントから少し外に出るだけであっても、「気を抜いてはならない」と意識付けることが有効だと考えた。そう意識付けることで、むやみにテントシューズで出歩いたりすること、あるいは滑落などのリスクがある場所を見極めずに凍った場所に行ってしまうこと、を未然に防ぐことができる。
また、人目を気にして遠くに行ってしまったことも問題であり、トイレに行く際は他の部員に報告し、遭遇することの無いよう、少しの間テントから出ないでおくことをお願いして、遠くまで行かずに、近くの安全な場所で用を足すことは一番手っ取り早い対策だと考えた。